起承転結 ? オチ ? 倫理観 ? それらはすべて人間の枠組みなのです …… 。

日々ニュースになるほどの注目が集まる人工知能チャットボット「ChatGPT」。そのChatGPTがついにおとぎ話を作ってしまいました 。

タイトルは『パンのようなカニ』。なんだかロングセラー菓子パン「かにぱん」のような響きですが、その人智を超越した超展開ぶりにTwitter上で注目が集まっています 。

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ChatGPTに考えてもらった話(1/2)pic.twitter.com / WCmZKoDzQI

今回のおとぎ話を「ChatGPTに考えてもらった話」としてTwitterに投稿したのは内田温さん(@Halle_Uchida ) 。

お話の挿絵は内田さんが手掛けており、ChatGPTのイマジネーション(無茶ぶり)をおとぎ話らしいほのぼのタッチで描いています。それではさっそく読んでいきましょう 。

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海岸の村に現れた不思議なカニ。パンによく似たそのカニは「パンのようなカニ」と呼ばれ、村人たちが食べてみたところ、本当においしいパンの味がするので大好評となりました 。

ところがある日突然、パンのようなカニは姿を消してしまいます。村人はカニを探しましたがどこにも見つかりませんでした 。

… … というここまでが前半。まったく先の読めない展開、じつに読ませます。それでは続きです 。

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数日後、海岸で子供たちが再びパンのようなカニを発見します !

カニは再び村に戻り、人々にまた愛される存在となりました。そして、人々は今度はカニと一緒に暮らしながら、同時にそのおいしさも楽しむようになったのでした。めでたし、めでたし―― 。

… … んん ? 後半なんかおかしくなかった ?

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最初は単なる食用だったのが、戻ってきてからは村の人々に愛され、一緒に暮らす存在になった … … まではいいんですが、結局食べてるし !

むしろ「一緒に暮らしつつも食べてる」という関係性に変わったことで何ともいえない狂気が生まれてしまっています。ツッコミどころはいろいろ浮かびますが、人間の常識を人工知能のおとぎ話に当てはめるのは野暮なのでしょう 。

リプライ欄には「蟹バリズム」「ア ○ パンマンの存在がaiを混乱させる」といった人間側の反応も並んでおり、シュールともひと味違う摩訶不思議な読後感に1.5万件のいいねが寄せられています 。

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今後も続々登場するであろう人工知能を駆使したコンテンツの未来に、期待(とちょっと不安)を抱かずにはいられません 。

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