ボールペン「サラサクリップ」のインクの量、いつのまにか減っている?SNS上でのそんな噂を、公式Twitterが否定。インク量が少なく見える理由を詳しく解説しています 。
「 インク量は減らしておりません。コスト削減のために減らしたという事実もございません 」
ゼブラのボールペン「サラサクリップ」のインク量が減っている?というSNS上での噂に対し、同社が公式Twitterで否定しました 。
Twitter: @suraripen
【 ゼブラからのお知らせ 】 SNS上で、サラサクリップのインク量が最近減ったのではとの話題がありますが、サラサクリップのインク量は減らしておりません 。 コスト削減のために減らしたという事実もございません 。 インクの見た目の量は、ボールの太さ・インク色によって違います 。 … https://t.co/IaFC2hlYy6
文具も“サイレント値上げ”の疑惑
原材料や電気代の高騰にともない、食品や日用品などで相次ぐ値上げ 。
価格は据え置きの商品であっても、中身の容量を減らす“サイレント値上げ”しているケースは少なくありません 。
今回の噂もそんな世の中の流れを受けて生まれたもので、「食べものだけじゃなく、文具のインク量も減ってきている気がする」とサラサクリップの写真を添えたツイートは、8万を超えるいいねを集めていました 。
SNSでは、数年前に購入した同じボールペンと並べて撮影し、インク量が減っているように見えると分析している人もおり、「これだけ多くのものが値上げしているなら、きっと文具も」と感じた人が多かったようです 。
「インク量は減らしておりません」
しかし、ゼブラは「インク量は減らしておりません」と“サイレント値上げ”を真っ向から否定 。
インクの見た目の量は、ボールの太さ・インク色によって違います 。 材料や構造がそれぞれ違うので、品質上最も適したインク量を決めています 。
ゼブラホームページに掲載している商品画像もボールのサイズによって異なっています 。 特に0.4mmは他の太さに比べるともともと少ない設定となっています 。
とペンの細さ(ボールのサイズ)やインクの色によって見た目の量が違って見えるとしています 。
ただし、製造上インクの注入量の誤差はございます。基準のインク量は確保できるよう工程上で品質管理しておりますが、時間の経過によってインクの水分が減ることがございます。減る量はペンが置かれている環境によって違いますので、未使用であっても減っているように見えるケースもございます 。
合わせて、製造上多少の誤差があること、長期間保管しているあいだに未使用でも水分が減ってしまうことなども説明しました 。
サラサクリップはなるべく多くの方に楽しんで使っていただけるよう、2003年発売以来20年間、100円(税抜)で販売しております 。 これからもご愛顧いただけますようお願いいたします 。
この投稿は2.7万いね、1.2万のリツイートを集め、大きく拡散 。
「 インク量減ってる?と感じた時に確認できる資料としてこういうツイートはありがたい」「めっちゃ減ったと思ってすみませんでした … 」「値段が2倍になってもSARASA愛は変わらんよ」など、誠実な態度に愛あるコメントが寄せられています 。