ギャンブル依存症の英支援団体「Gamble Aware」が、ちょっと変わった広告看板を設置し、人々の注目を集めている 。
ギャンブル依存症を抱える人を支援する英団体「Gamble Aware」が、ちょっと変わった広告看板を設置し、人々の注目を集めている。依存症に悩む人に助けを求めるように呼びかける同広告。どこが変わっているかというと、文字通り看板が「壊れている」のだ 。
こちらがその看板。
看板には「ギャンブルで人生が壊れそうになった。誰かに相談するまで」とメッセージがつづられている 。
ギャンブル依存症に人生を潰される(Crushing)危険性を警告するため、実際に看板を潰したというわけだ 。
広告は、サッカープレミアリーグのシーズン終盤に時期を合わせ、アーセナルFCの本拠地、エミレーツスタジアムに設置された。この時期、スポーツ賭博がより盛んになるためだ。同団体は看板を通して、適切な支援や治療を求めるよう、人々に呼びかけた 。
Gamble Awareのインスタグラムに投稿されたインタビュー動画で、広告担当者は「看板を通して、ギャンブル依存症の人が抱える感情、彼らの体験を視覚的に訴えている」と語った。団体はほかにも、依存症を抱える人の心情が書かれた2300枚のコースターを、スタジアム周辺にある19箇所の飲食店などに配布した。「ギャンブルをしていることを隠さなきゃと感じていた」など、率直な思いや体験が記されている。サムネイル:イメージ画像 / Getty epitome